メールサーバ
読み方:メールサーバ
メールサーバとは
メールサーバとは、メールの送受信時に使用するサーバです。
手紙や郵便物を送る際に集荷、最寄りの局、配達…という工程を踏んで相手に届くのと同じように、メールも複数のサーバを経由して相手に配信されます。送信者が送信ボタンを押すと、SMTPサーバ(送信用サーバ)に転送され、次に宛先IPアドレスを調べるためのDNSサーバに送られます。
その後、受信側のSMTPサーバに送信され、POP3サーバもしくはIMAP4サーバと呼ばれる受信用サーバから、相手にメールが届くという仕組みです。
メールサーバの種類
- SMTPサーバ
Simple Mail Transfer Protocolの略称で、メール送信・転送に使用するサーバです。
郵便物で例えるなら、手紙や荷物を集荷した局から宛先の最寄り局まで運ばれる際の「最寄り局」の役割を担っており、SMTPサーバは送信元のドメインから送信先のドメインにメールを転送する際に経由します。 - POP3サーバ
Post Office Protocol version 3の略称で、メール受信に使用するサーバです。
受信メールを一時的に保存し、受信者がアクセスすると端末にダウンロードされる仕組みです。 - IMAP4サーバ
Internet Message Access Protocol version 4の略称で、メール受信に使用するサーバです。サーバから端末にメールをダウンロードして保存・閲覧するPOP3サーバと異なり、サーバに保管したままオンライン上で閲覧するのが特徴です。 - DNSサーバ
Domain Name Systemの略称で、WebサイトのURLやメールのドメインをIPアドレスに変換する役割のサーバです。
メールが送信された際、メール送信サーバがDNSサーバに受信先のIPアドレスを問い合わせることにより、正しい宛先のメール受信サーバまでメールが送信されます。
メールサーバの関連語
- Webサーバ
Webサーバとは、Webサイトを表示させるためブラウザからの要求に応答し、データを送信するサーバです。HTML、画像、動画などといったWebサイトがもつコンテンツをブラウザに正しく表示させる役割を担います。
Webサーバにつきましてはこちらもご参照ください。 - Webアプリケーションサーバ(APサーバ)
Webサーバからの要求に応じて、アプリケーションを実行するためのサーバです。動的コンテンツ(ユーザの状況やタイミングによって内容が変わるページ)を閲覧する場合、Webサーバがアプリケーションサーバへリクエスト、アプリケーションサーバがデータベースよりデータを抽出し、それをWebサーバへレスポンスとして返すことでページが閲覧できる仕組みです。