MA
読み方：マーケティング オートメーション
MAとは
MAは、Marketing Automation（マーケティング オートメーション）の略語であり、マーケティング部門のリードナーチャリングをはじめとした各種作業の自動化、成果を可視化してマーケティング手法の改善で業務効率を向上させるために用いられる業務支援ツールです。
MAの機能
- スコアリング
- シナリオ設計機能
- メール作成
- メール送信機能
- ランディングページ・フォーム作成機能
- リードジェネレーション機能
- リードナーチャリング機能
マーケティング部門は、成約の確率が高い見込み客（リード）を発掘・育成して商談につなげることが主な役割です。それらの業務は得てして膨大な数の見込み客にマーケティングを仕掛けるため、手作業で行っていると業務を圧迫してしまいます。これを自動化し、業務を効率化するのがMAです。
名称に「オートメーション」という単語が入っていますが、すべてをシステム任せにできるのではなく、マーケティングの方向性やコンテンツの内容は担当者の判断にかかっています。
MAの歴史・背景
MAが誕生したアメリカでは、営業活動をする際、広い国土に散らばった見込み客を訪問するために多大なコストと時間を払わなければならないことが課題でした。そこで、購入確度の高い見込み客を選び出し、訪問先に優先順位をつけることで営業活動の効率化につなげる「マーケティング」の技術が発達しました。1990年代になると、アメリカではインターネットの普及が世界でもいち早く進み、遠隔地の見込み客のニーズに応えるためにこれらの情報通信技術を利用するようになりました。
その結果、パソコンを使ったマーケティング作業の自動化＝MA（マーケティングオートメーション）を実現するツールが誕生しました。
日本では、2010年前後にインターネットを介した物品の売買が一般的になったことで、顧客の購買プロセスがWebを中心としたものに変化しました。これによりWebマーケティングが盛んになり、更なる効率化を求めてMAの導入を検討する会社が増加しました。
MAの関連語
- SFA
SFAは、Sales Force Automation（セールス・フォース・オートメーション）の略語です。顧客情報を扱うという点ではMAと同じですが、マーケティング部門の効率化を目的とするMAに対し、SFAは営業部署の業務の効率化を目的としています。
