2025.02.07

労働組合

労働組合

読み方:ロウドウクミアイ

労働組合とは

労働組合とは、労働者が自己の地位と待遇を改善し、労働条件の決定に参加するために結成する組織のことです。労働組合は「労働組合法」に基づいて設立され、その活動は法律によって保護されています。労働組合の主な活動には、賃金や労働時間・職場の安全性など、労働条件の改善を雇用者側に求める交渉(労使交渉)や、労働協約の締結・ストライキなどがあります。

労働組合法と労働三権

労働組合法は、「労働三権」と呼ばれる労働者の権利を具体的に規定するための法律です。労働三権とは労働組合を結成する権利である「団結権」、労働者が雇用者側と交渉できる「団体交渉権」、交渉で問題が解決しなかった場合に争議行動が行える「団体行動権」の総称です。労働組合法は労働三権の補完として、労働組合の設立・活動・解散などに関する詳細なルールを定めています。

労働組合ができること

労働組合は労働者の権利と利益を保護するために、雇用者に対して労働者の権利を主張し、不公正な待遇や解雇に対して交渉を行うことが可能です。また、労働者が職場で遭遇する問題・懸念に対して相談の場を設けたり、労働者の教育や訓練の支援・啓発を行ったりすることもあります。これには労働法や労働者の権利に関する情報を提供すること、労働者のスキルアップを支援するプログラムの提供などが含まれます。

労働組合の種類

労働組合には「単位組合」「産業別組織」「ナショナル・センター」の3種類が存在します。
単位組合は企業別組合とも呼ばれ、同じ一企業の従業員が結成し、企業内の職場環境改善などを図るものです。産業別組織は同じ業種内の複数企業が集って組織され、同業種での情報交換を行うことが主な目的です。ナショナル・センターはその国の労働組合を代表する組織であり、労働者や労働環境について政府と議論することもあります。

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