2024.06.06

IEEE802.1X

IEEE802.1X

読み方:アイトリプルイー802.1エックス

IEEE802.1Xとは

IEE802.1Xとは、IEEEが標準化したユーザ認証システムの1つです。「802.1認証」と略称される場合もあります。「サプリカント」「オーセンティケータ」「認証サーバ」の3要素で構成されており、アクセス許可がないユーザの不正なログインを防ぐために、ユーザ情報をチェックするのが主な機能です。代表的な例としてログイン画面でユーザIDとパスワードを入力し、ネットワークへログインする仕組みが挙げられます。ログイン情報が認証されるとネットワークへの接続が許可されますが、認証されない場合はLANスイッチや無線LANのアクセスポイントを閉じて通信を遮断します。

IEEE802.1Xの構成について

IEEE802.1Xの構成
  • サプリカント
    サプリカントとは、IEEE802.1Xのクライアント端末(パソコンやスマートフォンなど)やソフトウェアを指し、認証に必要なデータを送受信する際に使用されます。サプリカントを利用するためにはクライアント端末へのインストールが必要ですが、OSに標準で組み込まれている場合もあります。

  • オーセンティケータ
    オーセンティケータとは、サプリカントと認証サーバを仲介するネットワーク機器(IEEE802.1X対応のLANスイッチ、無線アクセスポイントなど)です。サプリカントと認証サーバの結果をもとにアクセスを制御します。

  • 認証サーバ
    認証サーバはユーザの認証を行うサーバです。主な役割はユーザのパスワードやIDなどを管理し、ユーザからの接続要求を受けて本人確認を行い、ネットワーク接続を許可することです。
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