2024.10.07

ハイパーバイザ型

ハイパーバイザ型

ハイパーバイザガタ

ハイパーバイザ型とは

ハイパーバイザ型は、仮想マシン方式(パソコン上で複数のOSを仮想的に再現し動かす方法)の一つです。仮想化用のソフトウェアであるハイパーバイザを直接サーバにインストールすることで、ホストOS(パソコンに元々インストールされたOS)を介さず任意のOSで仮想マシンを使用できます。仮想マシンの新規作成、削除などの制御を簡単に行うことが可能です。作成した各仮想マシンは独立したOSとしてそれぞれの作業ができます。

ハイパーバイザ型の説明図

ハイパーバイザ型のメリットとデメリット

  • メリット
    ハイパーバイザはホストOSの経由が不要という特徴があるため、仮想マシンを直接使用し処理速度低下を最小限に抑えられ、動作が軽いという利点があります。
    物理的に一台のパソコンで複数のOSを使用できるため、ハードウェアの購入・維持費用や電力消費といった金銭面のコスト削減も可能です。分割したOSはそれぞれ独立して存在するため、そのうちの一つにセキュリティ問題やシステム障害が発生した際、他の仮想マシンへの影響が出にくい点も挙げられます。
  • デメリット
    ハイパーバイザをインストールされたパソコンは、ホストOSを介さず動作できるメリットがある一方で、ホストOSがインストールされていないため 仮想マシンとしての機能に限定されます。スペック不足のマシンを使用して処理速度が遅くなる場合は 、ハイパーバイザの利点が生かせなくなる可能性もあります。こうした問題もあり導入には高度なスキルが必要です。自社での構築が厳しい場合、事業者が提供するサーバをレンタルする選択肢もあります。
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