HRD
読み方:エイチアールディー
HRDとは
HRDとはHuman Resource Developmentの略称で、人的資源開発と訳されます。もともとは「組織戦略や目的達成のために必要な従業員の技能や知識を向上させる」ことを指しましたが、徐々にその意味は広く変化してきました。現在では、「従業員やチーム、組織の生産性を高めるプロセス」全体を指すようになっています。
HRDとODの同異
HRDが個人レベルからはじまり、チームや組織へと働きかけの規模を拡大したのと対照的に、OD(Organizational Development)はチームや組織規模の働きかけから、チームや組織を構成するメンバーへの働きかけを含む方向に変化しました。
結果としてHRDとODは、考え方の起点が異なるものの、実際の開発プロセスとして同じような内容を含むようになっています。
HRDの関連語
・HRM
HRMとはHuman Resource Managementの略で、従業員を資源と捉えて効率的な管理・運用を目指す考え方であり、HRDは個々の従業員の能力開発に焦点を置く考え方です。
そのため長期的に考える際にはHRDとHRM両方の価値をもつ活動もありますが、短期的に両立するのは難しくなります。詳しくはHRMをご参照ください。