電子契約法
読み方:デンシケイヤクホウ
電子契約法とは
電子契約法とは2001年12月から施行された消費者契約における取り決めを定めた法律で、電子消費者契約法ともいわれます。
具体的には「電子消費者契約における錯誤無効制度の特例」と「電子商取引における契約の成立時期の明確化」を定めています。
「電子消費者契約における錯誤無効制度の特例」は、消費者がインターネットで注文する際、最終確認が画面なく商品や個数などを間違えてしまった場合、錯誤無効を主張して取り消すことができる制度です。
「電子商取引における契約の成立時期の明確化」は、先と同様インターネット注文の際、消費者が注文ボタンを押した時点ではなく、消費者側のメールボックスに事業者側からの承諾通知が開封できる状態になった時点が契約成立となる制度です。そのため、ワンクリック詐欺をはじめとしたサイバー犯罪による不当な契約防止やシステム上のエラーによる行き違いを防ぐことができます。このように 電子契約法の成立により、消費者と事業者の双方を一方的な意図しない契約から守られるようになりました。