2025.02.10

二重派遣

二重派遣

読み方:ニジュウハケン

二重派遣とは

二重派遣とは、派遣社員が派遣先から別の企業に派遣される状態を指します。職業安定法および労働基準法において禁止されているため、違法行為に該当します。二重派遣の代表例は、「派遣社員を関連企業や取引先で勤務させる」「元請け企業が下請け企業を介して別の企業で派遣社員を勤務させる」などです。

二重派遣が禁止されている理由

  • 派遣社員の労働条件の悪化を防止するため
    通常、派遣社員は派遣元と雇用契約を、派遣元は派遣先と派遣契約を締結しているため、派遣社員の業務内容や労働条件が、それぞれの契約によって定められている状態となります。しかし、二重派遣が行われた場合、契約した内容とは異なる業務を任される、休憩時間が取れない、残業が増えるなど派遣社員の労働条件が悪化する可能性があるため、法律によって禁止されています。
  • 遣社員の雇用に対する責任の所在が不明になることを防止するため
    業務中に派遣社員が怪我をした場合、一般的には派遣元が責任を取ります。しかし、二重派遣が行われた場合、派遣元・派遣先・雇用契約も派遣契約も締結していない企業と責任の所在が不明になり、混乱が予想されるため、法律で禁止されています。

二重派遣の関連語

  • 偽装請負
    偽装請負とは、請負契約にもかかわらず、実際は派遣労働の形態を取っている状態を指します。労働基準法および職業安定法によって禁止されています。偽装請負についてはこちらを参照ください。

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