DNSサーバ
読み方：ディーエヌエスサーバ
DNSサーバとは
DNS（Domain Name System）サーバとは、ドメイン名とIPアドレスを結び付けるサーバです。IPアドレスを用いてネットワークへ接続する場合、そのたびに長く複雑な数列を入力する必要があります。しかし、DNSサーバを使用すれば、「○○.co.jp」のようなドメイン名を入力するだけでネットワークへ容易にアクセスが可能です。
DNSサーバの種類
- DNSキャッシュサーバ
DNSキャッシュサーバはインターネットに接続された端末からの問い合わせに応答するサーバです。主な役割はユーザがパソコンやスマートフォンなどの端末で入力したドメイン名から、IPアドレスを検索し、ユーザへ返答します。DNSキャッシュサーバ内に答えがない場合はドメイン名を管理する権威DNSサーバへ問い合わせを行い、受け取った結果をユーザに返答します。
- 権威DNSサーバ
権威DNSサーバはDNSキャッシュサーバからの問い合わせに応答し、情報を回答するサーバです。別名「コンテンツサーバ」とも呼ばれています。DNSキャッシュサーバとは異なり、ユーザからの問い合わせに対する回答は行っていません。
- DNSルートサーバ
DNSルートサーバとはDNSサーバの中で最も上位にあるサーバです。全世界で13箇所に存在しています。主な役割は「.jp」「.com」といったトップレベルドメインを管理するDNSサーバの情報保管です。DNSサーバの中核を担う存在のため、仮にDNSルートサーバがダウンしてしまった場合、ホスト名やドメイン名の名前解決が不可能になります。
