コア人材
読み方:コアジンザイ
コア人材とは
コア人材とは、企業の中核になり、事業成長を促す人材を指します。コア人材が必要とされるのは、IT技術の発達や市場の多様化などのビジネス環境の変化に、柔軟な考え方と迅速な判断力で対応が可能なためです。コア人材に明確な定義は存在しませんが、リーダーシップや協調性・専門性など、企業ごとに求められる資質をもつ人材であることが重要です。
コア人材の育成のポイント
コア人材の育成には、生産性の向上や他社との差別化、幹部候補の育成などのメリットがあります。しかし、コア人材の中には「希望に沿った仕事を行えない」「給料に納得がいかない」などの理由で退職する場合もあるため、そうした状況をいかに防ぐかが課題です。これらの課題を解消するためには適切な評価や報酬の支払い、慣れや飽きを起こさせないための新しい仕事の割り当て、学習機会を設けて刺激するなどの工夫が必要です。
コア人材の関連語
- フロー人材
フロー人材とは、アルバイトやパートタイム、契約・派遣社員など流動的労働者を指します。キャリアの多様化を受けて増加傾向にあります。コア人材との違いは企業経営の中核に存在するかどうかです。コア人材は事業の成長を促すために企業経営の中核に存在しますが、フロー人材は主に定型的業務を行うことが多いです。