CDP
読み方:シーディーピー
CDPとは
CDP(Career Development Program)とは、従業員の能力を開発するために立てる中長期的な計画です。企業と従業員で対話を行い、必要な能力や積んでおくべき経験、取得資格について明確化することを計画策定における最初のステップとします。実際に立てた計画内容に基づいて、従業員教育として必要な研修内容の検討や配属先の決定を行います。
CDPの実施方法
- ・従業員の目的を明確化する
計画を立てるにあたり、従業員の目的は何か明確なものにする必要があります。従業員の目的を明確化するためには、従業員の考えを理解することが重要となります。面談やアンケートの実施、所属先の上司や同僚、部下からの情報収集が有効な手段です。
- ・具体的なプランニングを行う
従業員の目的が明確化したら、明確化した目的に合わせたプランニングを具体的に行います。そのためには教育研修や資格取得、配属先の検討などを加味して計画を立てる必要があります。
- ・教育研修や配属を実際に行い、進行度を評価する
立てた計画をもとに、教育研修や従業員の配属を実際に行います。一定期間が経過したのち、研修の理解度や勤務態度などの進行度について評価します。数年や数十年といった長いスパンで評価しないことがポイントです。
- ・定期的に計画の振り返りを行う
立てた計画は、従業員との面談を用いて定期的に振り返りを行う必要があります。振り返りを行い、反省点が出たら計画の修正を検討することも重要です。
CDPの関連語
- ・自己申告制度
自己申告制度とは、従業員が自分の希望するキャリアを企業側に申告できる制度です。従業員の希望するキャリアを企業側が理解することで、具体的なプランニングも容易に進められます。
- ・社内FA制度
社内FA制度とは、従業員が希望する部署に自分の強みを売り込むことで、人事異動を実現する制度です。企業側と話し合い立てた計画を活用することで、社内FA制度を用いた人事異動がスムーズに行えます。