2024.06.06

BNCコネクタ

BNCコネクタ

読み方:ビーエヌシーコネクタ

BNCコネクタとは

BNCコネクタとは、同軸ケーブルに装着するコネクタ形状の1つです。コネクタの構造と発明者の名前を組み合わせて「Beyonet Naill-Concelman」と名付けられ、BNCとはその略称になります。コネクタによってはねじ切りを使用しないと装着できないものもありますが、BNCコネクタはそういった調整がなくとも簡単に装着可能なのが特徴です。使用周波数範囲は4GHz以下で定格電圧は500V以下となっています。周波数特性があり、小型かつ軽量のため映像機器や通信機器だけでなく、計測器やAV機器など幅広い用途で使用されています。BNCコネクタには、無線機の電力伝送用の50Ωとテレビの映像や音声などを送受信する75Ωの2種類が存在します。

BNCコネクタの関連語

  • N型コネクタ
    N型コネクタとは、同軸ケーブルに装着するコネクタ形状の1つです。Nの由来は「TYPE-NAVY」もしくは開発エンジニアの名前から取ったなど諸説あります。コネクタの強度が高く、太いケーブルに装着可能なため、大電力の伝送が可能です。BNCコネクタとは異なり、ロック機構が存在しないため接続にやや手間がかかります。
  • SMA型コネクタ
    SMA型コネクタとは、同軸ケーブルに装着するコネクタ形状の1つです。SMAとは「Sub Miniature Type A」の略称です。かつてはマイクロ波帯の通信で使用されていました。接続時にはトルクレンチ(ボルトやナットを適切な力で締め付けるための工具の総称)を使用します。接続まで手間がかかりますが、その分使用できる周波数の範囲が広く18Ghzの高周波帯で使用可能です。