2025.02.10

行動評価

行動評価

読み方:コウドウヒョウカ

行動評価とは

行動評価とは、プロセス評価における分類の一つで、別名「コンピテンシー評価」と呼ばれます。企業内において仕事のできる人材や企業理念、経営戦略をモデルとし、その行動特性や企業運営の方法を基準として人材評価をする方法です。 そのため、成果よりも行動特性が優先して評価され、成果主義と比較して適切な行動を踏まえたうえで評価することが容易となります。全体としてプロセス評価を行う背景や意義につきましては、こちらの記事を参照ください。

行動評価を導入するメリット

  • 人材育成の効率化を図れる
    プロセス評価(行動評価)では、仕事に対して優秀な社員の行動パターンを基準として評価します。 そのため、行動評価による評価項目がそのまま企業の行動指針となり 、成果を出すための手法を企業内にスムーズに浸透させやすい特徴があります。
  • 評価者が評価をしやすくなる
    プロセス評価(行動評価)は評価基準も明確であるという特長があります。結果として、 評価者の主観に左右されることなく、本質を突いた公平な評価がしやすくなります。
  • 納得度の高い評価が得られる
    仕事において 優秀な社員の行動パターンを基準として評価することから、社員の評価を上げるにはどのような行動が必要か明確になります。評価基準が客観的かつ公平になることから、社員は 企業に対する信頼をより強く得られます。

行動評価を導入するうえでの課題点

  • 導入のハードルが高い
    プロセス評価(行動評価)は社員の行動パターンを基本として評価します。それは、企業独自の評価基準を定めなければならないことを意味します。そのため、社員の選定やヒヤリングに時間がかかり、かつモデルとなる社員の行動特性分析が難しいので、 導入のハードルが高い評価方法です。
  • 評価基準の複数回にわたる検討が必要 なため、時代の変化に対応しにくい
    作成した評価基準は、何回も見直し修正や改善を行うことが必要です。しかし、プロセス評価(行動評価)は特定社員の行動をベースとして評価するため、時代が変わって社員の行動様式が変化すると評価基準は通用しなくなります。時代の変化に対応するための評価基準見直しは、その分コストや時間がかかります。
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