コンピテンシー
読み方:コンピテンシー
コンピテンシーとは
コンピテンシーとは、企業において高いパフォーマンスを発揮する人材の能力・行動特性を意味する言葉です。「能力、資格、適正」などの意味をもつ「Competency」が語源で、1950年代に心理学用語として誕生しました。1970年代にある大学が行った調査で「優れた人に共通するのは学歴や知能ではなく行動特性である」と報告されたことから、人事育成や人事評価の現場で「成果を上げる優秀な社員に共通する行動特性」を指す言葉として用いられるようになります。日本ではバブル崩壊に伴い、年功序列から成果主義へ転換が求められた1990年代に新しい人事評価基準としてコンピテンシーが導入されました。
コンピテンシーの関連語
- ハイパフォーマー
ハイパフォーマー(High performer)とは優れたスキルや経験を活かして、業績に貢献する人材を指します。成果を出すための行動力がある、コミュニケーション能力が高い、期待以上の成果を出すといった行動特性を有しています。
- ディレールメント
ディレールメント(Derailment)とはキャリアからの脱落要因を表す言葉です。自身が積み上げてきたキャリアに自信過剰になる点や、部下の意見や行動を受け入れられないなど問題となる行動がディレールメントとして判断されます。ディレールメントについてはこちらをご覧ください。