ダイバーシティ
読み方:ダイバーシティ
ダイバーシティとは
ダイバーシティ(Diversity)とは 、人種や性別、年齢、価値観、宗教などの多様性を受け入れ、活用していく考え方を指します。 ダイバーシティは、日本においては 男女の雇用差別が問題になっていた 1980年代から1990年代に認識されはじめました。 海外市場での企業の競争力向上や労働人口の減少にともなう人材不足の解消、ワークライフバランスの重視や転職など労働者の雇用に対する価値観の変化への対応が期待できることから注目を集めています。
ダイバーシティの種類
- デモグラフィー型(表層的)ダイバーシティ
人種や性別、年齢など外見で視認可能な多様性を指します。
- タスク型(深層的)ダイバーシティ
職務経歴や収入、考え方や趣味など視認しにくい多様性を指します。
- オピニオン型ダイバーシティ
企業が多様性を推進する取り組み、および環境を指します。
ダイバーシティの課題と対策
課題
- 国籍や価値観、文化などの違いで意見の衝突や誤解が生じやすくなる
- 働き方の多様化による無理解や無意識のハラスメントが発生する可能性が懸念される
対策
- ダイバーシティ推進への取り組みを明確にする
- 多様性を受容する風土を築き上げるために社員への教育や意識改革を行う
ダイバーシティの関連語
- インクルージョン
インクルージョン(Inclusion)とは、直訳すると「包括・包含」を意味する言葉です。ビジネスにおいて企業内すべての従業員が仕事へ参加する機会をもち、経験や能力、考え方などが包括された状態を指します。 ダイバーシティが多様な人材が受け入れられている状態であるのに対し、インクルージョンは互いの個性を認め合いながら企業内で活躍している状態を示しています。