拡張性(Scalability)
読み方:カクチョウセイ(スケーラビリティ)
拡張性(Scalability)とは
拡張性(Scalability)とは、機器やソフトウェア、システムなどの運用に関し、処理能力や台数を状況変化に応じてどれくらい調整可能かを示す性質です。スケーラビリティの向上には、ハードウェアの処理能力を変えるスケールアップ(scale up)とスケールダウン(scale down)、ハードウェアの台数を増減するスケールアウト(scale out)とスケールイン(scale in)の2種類の方法があります。
もう1つの拡張性(Extensibility)との違い
拡張性(Extensibility)とは、どのようにシステムを拡張できるかの尺度です。「拡張性が高い」とは、新しい機能を追加する際に既存システムへの影響を小規模に抑えられることを意味します。Extensibilityは、将来的なニーズに対応するために非常に重要です。しかし拡張性の高いシステムは柔軟性が高い一方で、設計が複雑で開発コストが高くなってしまうというデメリットも存在します。
ExtensibilityとScalabilityはどちらも「拡張性」という日本語で表現される場合があります。Extensibilityは主に設計、Scalabilityは主に運用に関連して使われます。