データベースサーバ
読み方:データベースサーバ
データベースサーバとは
データベースサーバとは、Webシステムの3層構造(クライアントからのリクエスト処理を実行するため3つのサーバで構成されたサーバのこと)においてデータベース管理システムが稼働するサーバです。「DBサーバ」と略称されることもあります。データの一元管理や保存、更新やバックアップを行うのが主な役割です。データベースサーバはアプリケーションサーバからの要求に応じてデータの検索や更新を実行します。処理したデータの結果はアプリケーションサーバに提供され、アプリケーションサーバはデータベースサーバから提供された結果をWebサーバへ返送するという流れになります。これらの動作が繰り返されることで、ユーザが必要な情報を取得可能です。
データベースの関連語
- データベース管理システム
データベース管理システムとはパソコン上に存在するデータベースの整理、加工や共有などを実行するミドルウェアです。「DBMS(Database Management System)」と略称される場合もあります。主にSQL(Structured Query Language)と呼ばれるデータベース言語を使用して、データ操作やユーザの権限割り当てなどを行います。データベース管理システムを利用することで、「登録されている取引先情報の設立日を古い準に並べ替える」「6ヶ月以内に商品を購入した顧客の購買金額を昇順に並べ替える」といったことが可能です。
- CRUD(クラッド)
CRUDとはデータベース管理システムで必要な「作成(Create)」「読み出し(Read)」「更新(Update)」「削除(Delete)」、4つの基本機能の頭文字を合わせた言葉です。4つの基本機能や操作手段をデータベース管理システムに実装することで、システム上で自在にデータ操作や管理を行えます。CRUDはさまざまなシステムで活用されています。たとえばブログの場合、「ブログの新規記事を作成する」「データベースに登録された記事一覧を表示する」「記事の内容を更新する」「記事一覧で特定の記事を選び、削除する」といったようにCRUDが実装されています。また、CRUDマトリクスという、権限割り当ての一覧表もあります。CRUDマトリクスを作成することでデータベースの操作フローが可視化できるほか、セキュリティ対策にも役立ちます。たとえば、作業オペレーターにはCとRのみ割り当て、UとDは上司のみの権限、といった設定をすることによりデータの完全性・機密性が確保可能です。