2022.12.20

標準オブジェクト

標準オブジェクト

 読み方:ヒョウジュンオブジェクト

標準オブジェクトとは

Salesforce内では取引先やリードなど、属性によってまとめられたデータベースをオブジェクトと呼んでいます。オブジェクトの行一つひとつの顧客情報をレコードと呼び、顧客の企業名や責任者の名前などオブジェクトごとに規定されたさまざまな項目で構成されています。
オブジェクトの中でも使用される頻度が高く、Salesforceに標準機能としてあらかじめ用意されているものが標準オブジェクトです。

標準オブジェクトの項目

すべての標準オブジェクトには項目が関連付けられており、項目にはデータ型があります。
たとえば、オブジェクト「Account」には次のような項目があります。

項目名項目の説明
AccountNumber
(アカウントナンバー)
作成時に割り当てられた取引先番号(最大40文字)
AnnualRevenue
(アニュアルレベニュー)
取引先の年間収益の見積
BillingPostalCod
(ビリングポスタルコード)
取引先の請求先住所(最大20文字)
Description
(ディスクリプション)
取引先についての説明(最大32,000KB)
Industry
(インダストリー)
取引先に関する業種(最大40文字)

標準オブジェクトの種類

標準オブジェクトの中から50種類を抜粋してご紹介します。API*のバージョンによっては使用できないオブジェクトもあるのでご注意ください。
*API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース):異なるサービス間、ソフトウェア間をつなぐインターフェース。

標準オブジェクト名オブジェクトの説明
Account
(アカウント)
顧客や競合企業、パートナーなどジネスに関連する個々の取引先を表します
AccountPartner
(アカウントパートナー)
2つのAccountレコードのパートナー関係を表します
AccountTeamMember
(アカウントチームメンバー)
Accountチームに所属しているUserを表します
Asset
(アセット)
顧客が購入した商品に関する項目を表します
予算(Budget)
(バジェット)
予算に関連する項目を表します
(APIバージョン53.0以降で使用可能)
Case
(ケース)
顧客から寄せられた質問いただいたフィードバックをCaseとして表します
Contact
(コンタクト)
取引先に紐づけられた取引先責任者のデータを表します
Contract
(コントラクト)
Accountに登録されている取引先とおこなった契約を表します
ContractStatus
(コントラクトスケジュール)
Contractの状況をドラフト、承認中、有効、終了、期限切れなどのステータスで表します
EmailMessage
(イーメールメッセージ)
Salesforceのメールに関する項目を表します
(メール-to-ケースまたは拡張メールを使用している組織のみ使用可能)
行動(Event)
(イベント)
UserやOpportunityに関連付けられたカレンダー上の行動を表します
Expense
(エクスペンス)
WorkOrderオブジェクトに関連する経費を表します。
経費の発生日時、種別や金額が記録されます
(APIバージョン49.0以降で使用可能)
ForecastingUserPreference
(フォーキャスティング
ユーザプリファレンス)
売上予測に使うオプションの設定状況
(売上予測期間の開始日、使用する通貨単位、目標達成率など)を表します
Goal
(ゴール)
目標の達成日、期日、進行率、ステータスを表します
Idea
(アイディア)
ある提案に対してUserからのコメントや投票を募る際に用います
(API バージョン 12 以降で使用可能)
Lead
(リード)
リード(見込み客)を表します
LocationTrustMeasure
(ロケーション
トラストメジャー)
Location内のCOVID感染予防に関する安全プロトコル
(マスクの着用、ソーシャルディスタンス、定員制限など)を表します
(API バージョン 50.0 以降で使用可能)
Opportunity
(オポチュニティー)
見積総額、売上予測分類、進行中であるか否かなど、商談に関する項目を表します
OpportunityLineItem
(オポチュニティー
ラインアイテム)
Opportunity に紐付けられた Product2 商品リストの商談品目名を表します
Order
(オーダー)
注文をした取引先や請求先の住所など、注文に関する項目を表します
Pricebook2
(プライスブックツー)
企業が販売している商品の価格表に関する項目を表します
ProcessDefinition
(プロセスディフィニション)
承認プロセスの定義、種別、現在の状態などを表します
Product2
(プロダクトツー)
企業が販売している商品の数量、収益などを表します
販売業者(Seller)
(セラー)
特定の企業または組織に関する販売業者の名前、この販売業者から得た収益の総額、専門とする販売の種別などの項目を表します
(API バージョン 53.0 以降で使用可能)
Solution
(ソリューション)
顧客から寄せられた質問とその解決策をまとめたものであるソリューションについて表します
Task
(タスク)
ビジネス活動を表し、関わる取引先やToDoの期日などを記録します
TaskStatus
(タスクステータス)
「高・中・低」や「進行中・完了」など、Taskの状況を表すステータスを設定します
User
(ユーザ)
組織に所属するUserの個人情報や現在の作業状況などを表します
UserRole
(ユーザロール)
Userに関連付けられているロールを表します
  • Salesforce/Pardotの定着・活用・導入支援
  • クラウド導入・運用はプロにお任せ!
  • 統合人事システムCOMPANY支援
  • YoutubeチャンネルITサプリ