アイスブレイク
読み方:アイスブレイク
アイスブレイクとは
アイスブレイク(英:Ice Break)は、相手と円滑にコミュニケーションをとるために本題の前に雑談を取り入れ、緊張や警戒心を解きほぐすことです。緊張した状態を「硬い氷」に例えて「氷を解かす・壊す」という意味があります。他にコミュニティビルディング(英:Community Building)やアイスブレイキング(英:Ice Breaking)とも呼ばれています。
アイスブレイクの特徴
アイスブレイクの効果は緊張をほぐすだけではありません。営業や商談時に、お客様が話を「聞く」態勢ではあるが「意見や要望を話す」態勢になっていない場合があります。答えやすい質問を投げかけることで、相手を「話す」態勢に変えられるのです。本題に入る前に相手の態勢を整えて関係を築くことで、より効果的な営業や商談につなげることができます。
アイスブレイクに有効な話題
営業先である会社のニュースやサービス、商品といった話題は商談相手にとって身近で会話を広げやすい話題です。漠然とした内容を投げかけるのではなく、商談相手の情報を事前に収集していたことが伝わる質問を準備しておくと、商談相手からの信頼を得ることができます。
- 具体的なアイスブレイク例
雑談の話題作りに役立つテーマとして「木戸に立ちかけし衣食住」があります。これは、「気象(季節)」「道楽(趣味)」「ニュース」「旅」「知人」「家庭」「健康」「仕事」の頭文字と「衣食住」を語呂合わせで作られた言葉です。答えやすい質問で、初対面の相手とも会話を広げやすくなります。
アイスブレイクの関連語
- ラポール
ラポールは心理学でお互いが信頼関係にあることを指す用語です。人と人の間に生まれた、安心して感情の交流ができる状態を表すのに用いられます。お客様とのコミュニケーションの質を高めるためにも、信頼関係を築くことは大切です。商品説明やヒアリングの前に、雑談などを挟んでラポールを形成することが営業手順として効果的といえます。