コミュニティクラウド
読み方:コミュニティクラウド
コミュニティクラウドとは
コミュニティクラウドとは、特定の業種などの限られたコミュニティ向けに提供されるクラウドを指します。業種や事業内容の共通した、異なる企業同士で運用します。
パートナー企業や組織とダイレクトにつながり、自社のみならず外部の関係者との情報共有等の円滑化が実現し、効率化ができます。
パブリッククラウドに比べセキュリティ性が高く、コストや柔軟性の面で優れています。立ち位置としては、プライベートクラウドとパブリッククラウドの中間にあたります。
おもに政府、金融機関、教育機関などが採用しています。
コミュニティクラウドの特徴
パブリックとプライベート、どちらのメリットも生かせることが強みです。しかし、専門知識を持った技術者を集めることが必要です。また、同じ目的で利用する企業が集まるとは限らないため、導入のハードルが高くなります。
コミュニティクラウドの事例
- 教育機関:学生向けのポータルサイト導入を行いました。
学生の授業スケジュールの確認や変更のほか、成績や履修状況などを確認できるようになりました。教職員側も、これらの情報を集約・管理しやすくなりました。
- 製造系企業:従業員や営業の行動の可視化ができ、月報・週報等の報告書等を廃止しました。また、仕事をするうえでのノウハウや、部署の垣根を超えた新製品のアイディア共有も可能になりました。
- 営業サービス:営業成績をデジタル化し、ペーパーレス化が実現しました。通知書の作成と郵送に費やしていた事務作業の時間をゼロにすることができました。
- 販売業者:業務拡大により、今までアナログ作業で間に合っていた店舗間での受発注等の作業量が増加しました。コミュニティクラウド導入でデジタル化することにより、他県の店舗同士の売上報告やコミュニケーションの円滑化、また人件費管理が容易になりました。