パブリッククラウド
読み方:パブリッククラウド
パブリッククラウドとは
パブリッククラウドとは、一般の個人や企業に対し、インターネット経由でサーバや回線、ソフトウェアなどの環境(=クラウドコンピューティング環境)を提供するサービスです。
ユーザ全体でリソースを共有されているのが特徴です。従量課金制(=サービスを使用した分だけお金を支払う料金体系)で、状況に応じ必要な時に必要な分を素早く利用することができます。
自社でのシステムの構築や保守管理が必要なく、導入・運用のコストも抑えられることがメリットです。反対に、それらをクラウドサービス事業者に一任するため、システム障害などが発生した際は自社で解決ができないという点と、カスタマイズの自由が効かないというデメリットがあります。
パブリッククラウドの製品
- Microsoft Azure
・Microsoft社が提供するクラウドサービスです
・主に「IaaS」「PaaS」「ハイブリッド」といった形態のクラウドを提供しています
・セキュリティ性が高く金融機関などでも採用されています
- Google Cloud Platform (GCP)
・Google社が提供するクラウドサービスです
・おなじみの検索エンジンやYou TubeなどのGoogle社内で使用されているインフラ環境と
同じものを利用できます
・通信障害が起こりにくく安定性とスピード性に優れています
- Amazon Web Services (AWS)
・Amazon.comが提供するクラウドサービスです
・Amazonが自社向けに開発したインフラや機能を利用することができます
・セキュリティ性も高く小規模企業から大規模企業まで幅広く使えるツールが充実してい
ます
・企業の成長にあわせ、サービスの拡張ができます
- IBM Cloud
・IBM社が提供している大規模向けのクラウドサービスです
・「IaaS」「PaaS」「SaaS」のほか「AI技術」も提供しています
・オンプレミス環境をそのままIBMに移行することも可能です
パブリッククラウドの関連語
- プライベートクラウド
パブリッククラウドに対し、企業が自社で構築し、社内とグループ企業内で独占利用する「プライベートクラウド」 というものがあります。
こちらは、セキュリティ性とカスタマイズ性が高く、おもに金融機関などの機密情報を扱う企業・組織に採用されています。プライベートクラウドの種類は「オンプレミス型」と「ホステッド型」の2つに分かれます。