仮想メモリ
読み方:カソウメモリ
仮想メモリとは
仮想メモリとは、プログラムの実行時に情報端末の動作が重くなり「メインメモリ」の使用量が限度を超えた場合に、空き容量を確保する目的でデータを移動させる領域のことを指します。
仮想メモリ稼働時はメインメモリの使用量が限界を超えている状態でもプログラムを実行できますが、動作が重くなってしまいます。頻繁に情報端末の動作が重くなる場合は、メインメモリが容量不足である可能性があります。その場合はメインメモリの増設を考えるとよいかもしれません。
仮想メモリとメインメモリの違い
- メインメモリ
情報端末本体に搭載されているメモリです。
メモリというものは「情報端末の作業デスク」であり、私たちが普段使用しているデスクと同じく書類データや道具(プログラム)を広げて作業します。しかし、同時にたくさんの物を広げると溢れてしまいます。情報端末のメモリも同じで、プログラムやデータを一度にたくさん実行すると作業領域がオーバーしてしまいます。
- 仮想メモリ
メインメモリを作業デスクに例えられるならば、仮想メモリは「情報端末の作業デスクの引き出し」です。デスクに載り切らない優先順位の低いものを一時的に引き出し部分(仮想メモリ)に移動し、いつでも取り出せるようにスタンバイしておきます。